みらいく保育園の保育理念は「子どもが豊かに生きる力を育む」です。
OECDはEducation2030プロジェクトの中で「2030年のより予測困難で不確実、複雑で曖昧となる世界において子どもが準備していく枠組みを構築する」「非認知スキルを育てることが将来の幸せにつながる」としています。
では、「豊かに生きる力」とはどのような「力」なのか?
そしてその「力」を養うにはどのように保育すれば良いのか?
その答えを科学的アプローチも導入しながら探りたいと考えました。
日本の保育の世界では「子どもの発達」という複雑な現象を、集団で扱うという特性から「科学的研究」が困難な分野です。日本の保育現場では経験や体験に基づいた保育が主流となっています。子育てや教育は道徳的、哲学的、理念的に語られることが多く、そこに「科学」があまり存在していませんでした。一方、欧米では子どもの発達につい大規模なデータを長期間追跡して取得し、子どもの発達や教育方法との因果関係を明らかにしています。日本における科学的根拠に基づいた保育、教育の重要性は高まっていると言えます。
私たちはこうした状況を踏まえ、様々な角度から「保育を科学する」必要があると考えました。「子どもを中心」に添えて、「子どもの未来に責任を持てる質の高い保育」を目指し、保育現場に「科学」を持ち込み、実効性の高い新たな取り組みにチャレンジします。
このサイトでは、みらいく保育園にて実践している、「みらいくラボ」の活動を中心に、活動事例や各担当の専門分野ごとのコラムなどを紹介してまいります。
私たちと同じように子育てや子供の成長に関して、日々熱心に取り組んでいる教育機関や、関連するお仕事に従事していらっしゃる方々。